おじさんで趣味に熱中している人って格好良いですよね。

ただし注意があります。趣味というものを勘違いしている方がおられるのです。

おじさんと限定する必要はありませんが、皆さんは趣味をお持ちですか?

人が違えば好みは多種多様です。ひとつのことに打ち込む方もいれば、色々とやっている方もおられますよね。

さて、先ほど記述した「注意」とは何なのか。

そもそも趣味というのは生活を豊かに、また人格や感性を豊かにするものです。

私が注意したいのは、趣味と言えないようなものを趣味・生きがいと感じていることです。

これは大変危険なことなんです。

例を挙げていきましょう。

例1:「趣味は子育て」と答える方。とても立派ですね。子育てを熱心にして子供の才能を伸ばすことは大変有意義なものです。しかしそれは、趣味ではなく親としての義務ではないでしょうか。

例2:「子供の野球(子供のやっている部活)の観戦・応援」これも立派です。しかしこれはあくまで、あなたの趣味ではありませんよね。子供が興味を持ったことに共通の話題として打ち込むことは重要かもしれませんが、あくまでそれは子供のもの。親はあくまでサポートなのです。勝手に親の趣味として押し付けないようにしてください。子供にとってもマイナスだと思います。それに子供の趣向次第で趣味が変わったり、なくなったりしますよね。そんなものは自分の趣味とは言いません。

例3:「パチンコ」、、これは論外です。客観的に考えてみてください。お金と時間の最も大切なものをダラダラと浪費するものを誰も素晴らしい趣味だとは思いません。それに損すると決まっているものをやるのは非生産的であり、暮らしを豊かにするとはとても考えられません。

例4:「ゲーム」、、これは意外と有りです。今はパーティゲームなど複数人で協力するゲームも増えましたしね。それに一人用のゲームでもストレスの発散・達成感が味わえます。FFやドラクエなど新作が出るたびに打ち込んでいる方がいますが、これはこれで格好良いと思います。

しかしながら、ゲームの中には中身が伴わないけれどもお金を使わせてナンボのようなゲームとは言い難いものが存在しています。ソーシャルゲームと言うのですかね。買い切りのものではなく、ダラダラとただ中毒性を持って続けていくゲームです。普通に考えれば「こんなものお金を払わなくてもやらない」と思うのですが、あれだけのCMですからね。周囲にもやっている人がいて、結果ドップリ課金地獄という。

買い切りのものをやるか、無料でももっと凝ったゲームはいくらでもあるのでやるならそちらをやった方が賢いですよね。正直このソーシャルゲームのやり込みは本当に危険。

以上いくつか趣味を上げましたが、やはり無難なのはゴルフなどのスポーツ系や楽器系ですね。

趣味のポイントは、①年中できる ②上達する(時間をかけて培う) ③特技に繋がるです。

「趣味は旅行です」なんて言ってもではそれ以外は何してるの?ということになっちゃいますし、長くやりこんできたからこそ「この分野にはあなただ」と他に言ってもらえるくらいの趣味、趣味というか特技ですね。それをつくることができれば周囲の目も尊敬や趣味への理解に繋がります。

 

最後に、あくまで家族との相談ですね。ロードバイクが好きで高額なものを買って家族の生活を窮屈にしては話になりません。あくまで節度を持って冷静に自分の身の丈に合って、周囲の人に迷惑を掛けない、且つ自分の感性を豊かにし、特技に繋がるもの。その特技として上達した趣味を周囲の人に認めてもらう・尊敬される。

これが最高の趣味というものではないでしょうか。